新規がん治療薬の開発や再生・移植医療などの先進医療開発分野において、患者様の苦痛を極力軽減し，安全な低侵襲医療を志向する事は、最も重要な要件です。このためには、腫瘍あるいは修復・再生を必要とする臓器・組織のみを対象とする患部ターゲティング医療や、治療薬の毒性軽減のための工夫、非侵襲的医療材料・デバイスの開発は不可欠なものとなります。

本研究では、次世代の低侵襲患部ターゲティング療法として、

① がん幹細胞ニッチ(niche)における微小環境制御によるアンチドーマントセラピー
② 間葉系幹細胞をセルデバイスとした再生臓器のニッチにおける効率的な組織修復や、薬物・修
　 復担当細胞のデリバリー技術の開発
③ 内視鏡下手術のためのオールインワンデバイス
④ オミックス解析に基づいた抗がん剤の毒性軽減法の開発に係る臨床試験

を展開します。

本戦略研究拠点の特色は、医・歯学部が前身のハイテク・オープンリサーチで個別に推進してきたcell therapyや新規医療材料の開発研究を統合し深化させ、新たに薬学部を加えた医・歯・薬連携によるトランスレーショナルリ サーチへと昇華させたものです。




研究プロジェクト－1
研究プロジェクト－2

整備機器